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「ダンスウィズミー」 [映画]


ダンスウィズミー [DVD]

ダンスウィズミー [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • 発売日: 2019/12/18
  • メディア: DVD

矢口史靖は好きな監督なのですが
「スウィングガールズ」「サバイバルファミリー」のような名作もあれば
「ロボジー」「WOOD JOB! 」 みたいな空振りの作品もあるので
今回も期待と不安半々で観ました。

内容は、エリート会社員の女の子が
音楽がかかると歌って踊り出してしまうという催眠をかけられ
騒動を巻き起こす‥というコメディ。
コメディなんだけど、踊ってレストランを破壊したりする前半はあまり笑えず
逃げた催眠術師を探すロードムービーになる中盤から面白くなります。

500人のオーディションから選ばれたという、主演の三吉彩花は
演技は少しぎこちないものの、手足が長く、佇まいが美しく
ダンスシーンには華があって、魅力的です。
インチキ催眠術師を演じる往年の東宝スター宝田明も
さすがの存在感を見せてくれます。

「狙いうち」「年下の男の子」「タイムマシンにおねがい」と
なぜか70年代のヒット曲ばかりを使っているということもあって
昭和の歌謡映画のようなノリなのが、好みの分かれるところだと思いますが
僕はこのゆるい感じ、けっこう好きです。

矢口監督作品としてはベストとは言えないけれど
こういう気楽に楽しめる娯楽映画って、案外少ないと思います。
ステイホーム中に観る映画として、おすすめします。

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「アベンジャーズ/エンドゲーム」 [映画]


アベンジャーズ/エンドゲーム MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

アベンジャーズ/エンドゲーム MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2019/09/04
  • メディア: Blu-ray

これまた今さらな感じですけど、最近になってやっと見ました。
前作「インフィニティ・ウォー」を見た直後はすごく期待したのですが
タイムマシンが出てくるらしい‥という風の噂を聞いて
見るのをずっと迷ってました。でも予想以上に面白かったです。

同じシリーズ完結編でも、ルークの扱いが雑な「スカイウォーカーの夜明け」とは違って
シリーズを支えてきたアイアンマンとキャプテン・アメリカの2人に
ファン納得の見せ場を用意したのはさすがだと思いました。
特に“アベンジャーズ最弱説”さえあったキャプテン・アメリカが
ムジョルニアを持った瞬間は、ちょっとうるっときました。

でも、キャプテン・マーベルの存在だけはどう考えても反則ですよね。
前作の段階で出てたら、サノスに勝ってたんじゃないの?って
誰でもツッコミたくなりますからね。

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「キングダム」 [映画]


キングダム ブルーレイ&DVDセット(通常版) [Blu-ray]

キングダム ブルーレイ&DVDセット(通常版) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2019/11/06
  • メディア: Blu-ray

人気マンガの実写映画化、それも大作となると
まさに死屍累々という状況の中、奇跡と言えるくらいの出来。
原作ファンはもちろん、読んだことがなくても十分に楽しめるはず。

成功の要因のひとつはキャスティング。
大沢たかおの王騎と長澤まさみの楊端和もハマってるけど
吉沢亮が気高く美しい嬴政を、本郷奏多が憎まれ役の成蟜を完璧に演じたことで
玉座奪還のカタルシスが一気に高まったのだと思います。

でも、何より素晴らしいのは脚本でしょう。
物語を原作1~5巻の王弟反乱篇に絞り、わかりやすく再構築し
2時間14分という尺の中にまとめ上げたのは凄い。
これは、原作者の原泰久さんが脚本に加わったからだと思うのですが
こんなに凄いのに、なんで日本アカデミー賞の脚本賞候補になってないんだろう。
「翔んで埼玉」はなってるのに。

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『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』 [映画]

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『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』
映画館で観てきました。
ネタバレになっちゃうので内容については書きませんが
ひとつだけ感想を言うとしたら
「フォースの解釈を都合よく広げすぎ」
もっと手に汗握る展開にしてほしかったな。

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「来る」 [映画]


来る DVD通常版

来る DVD通常版

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD

日本ホラー小説大賞受賞作を『告白』の中島哲也監督が映画化した作品。
予告編の出来が素晴らしかったので、公開時から気になっていたのですが
最近になって、やっと見ました。

「若い夫婦の周囲で奇怪な現象が連続する。やがてその現象は正体不明の怪物の仕業であり、
怪物は夫婦の幼い娘を標的としていることが明らかになる」

こういう話の場合、夫婦が娘を守るため力を合わせて怪物と立ち向かう‥のが定石ですが
この映画はそうはならず、夫婦それぞれの心の闇が暴かれていく‥という真逆の展開に。
夫婦を演じる黒木華と妻夫木聡、それぞれの設定にリアリティがあり
特に黒木華の演技が上手いので、かなり引き込まれます。

ただ、監督がホラー映画の文法を知らないのか、あえて無視しているのかはわかりませんが
ホラー映画として作られているはずなのに、全然怖くない。
一応、怪物に腕を切り落とされるといった過激な場面はあるものの
それをさらっと描いてしまうので、まったく怖さが伝わらない。
時系列も曖昧で、切迫した状況が見ている側に実感できず
ハラハラしないというのもホラー映画としては大きなマイナス。

それでもこれがホラー小説の映画化だという先入観さえなくしてしまえば
エンターテインメント性は高いので、けっこう楽しめます。
(全体的には怖くも気持ち悪くもない『哭声/コクソン』という感じかな)
ホラー映画は苦手だけど、怪談は好き‥という方にお薦めします。

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「僕のワンダフルライフ」 [映画]


僕のワンダフル・ライフ [Blu-ray]

僕のワンダフル・ライフ [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • メディア: Blu-ray

一頭の犬が5回も生まれ変わり、
大好きな飼い主と50年後に再会するという物語。
Amazonのレビューには星5つがずらりと並んでいるし
絶対に泣いちゃうんだろうな‥と、覚悟して観たのですが
「ギルバート・グレイプ」や「サイダーハウス・ルール」の職人監督
ラッセ・ハルストレムの巧みな語り口に乗せられ
涙が溢れ出る前に、あっという間に見終えてしまいました。

飼い主が愛犬に対して強い心の絆を感じるのは
人間と犬の数万年にも及ぶパートナーシップの記憶が
DNAに刻まれているから。
でも本当は、お互いに転生を繰り返して
何度も何度も出会っているからなのかもしれない。
そんなことを考えさせてくれる映画です。

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『響 -HIBIKI-』 [映画]


響 -HIBIKI- DVD通常版

響 -HIBIKI- DVD通常版

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD

平手友梨奈が凄いパフォーマーだということは知っていても
女優としてのイメージはまったくなかったので
何の期待もせずにこの映画を観たのですが、驚きました。
役柄が乗り移る“憑依型”の女優はこれまで何人も見てきましたが
ここまで役と一体化するというのは、あまり例がないんじゃないでしょうか。

内容はシンプルで、15歳の高校生“響”の書いた小説が
芥川賞と直木賞に同時ノミネートされセンセーションを巻き起こす‥という話。
ただしこの“響”は、文学の天才であると同時に凶暴な一面を持ち
気に食わない相手の指をへし折り、顔面を蹴り倒し、パイプ椅子で殴打し、
その度に周囲を混乱に陥れます。
この設定、アニメならさほど気にならないと思いますが
実写映画で生身の人間が演じるのには無理がある。
どんな名女優がやっても陳腐になってしまうであろうこの役を
平手友梨奈はリアルに、圧倒的な存在感で演じています。

スーパーナチュラルで誰にもコントロールできない“響”は
わかりやすく言えば“ゴジラ”のようなキャラクター。
なのでこの映画が「シンゴジラ」くらい緻密な取材と考証をして
文芸誌の編集部や文学賞選考の裏側を描いていたら
平手友梨奈の存在感がさらに際立って、
映画史に残る傑作になっていたかもしれません。

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成瀬巳喜男監督特集 [映画]

WOWOWの「成瀬巳喜男監督特集」。
成瀬作品がハイビジョンで見られるということで
めっちゃ期待したのですが‥
放送されるのは
「浮雲」「歌行燈」「めし」「放浪記」「乱れる」
の5作品のみ。
https://www.wowow.co.jp/special/015022

せっかくのハイビジョンなんだから
スタンダードよりシネスコの作品がもっと見たかった。
「秋立ちぬ」や「乱れ雲」もいつか放送してくれないかなあ。

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「犯罪都市」 [映画]


犯罪都市 [Blu-ray]

犯罪都市 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: Happinet
  • メディア: Blu-ray

最近も韓国のクライムサスペンス映画はよく見ています。
その中でも抜群に面白かったのがこの作品。
実際の事件を題材に、アウトローな刑事がヤクザの抗争に巻き込まれていく‥
という内容は、日本映画の『孤狼の血』とよく似ていますが
怖さと迫力はこちらの方が断然上。とにかく俳優の顔の怖さが違う。
黒竜組の幹部を演じるチン・ソンギュなんて、本物のヤクザかと思っちゃうけど
ミュージカルもやってる舞台俳優なんですよね。演技力凄すぎ。

この映画の最大の魅力は、マ・ドンソク演じる刑事のかっこよさ。
『新感染ファイナル・エクスプレス』でもゾンビ相手に大暴れしてましたが
今回は、マサ斎藤の全盛期を思わせる腕っ節で、凶悪ヤクザを片っ端から殴り倒します。
極悪非道ヤクザのボスを演じるユン・ゲサンもかっこいいです。
金のためなら手段を選ばず、罪のない老人や少年まで容赦なく制裁を加える
外道の中の外道っぷりが絵になってます。
その2人の対決を盛り上げるストーリー構成も実に巧みで
最後のバトルには手に汗を握ります。

過激な暴力描写が多いので万人にお薦めはできませんが
ヤクザ映画好きなら楽しめるはず。
製作が予定されているという続編が本当に楽しみです。

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「あゝ、荒野」 [映画]


あゝ、荒野 (特装版) Blu-ray BOX

あゝ、荒野 (特装版) Blu-ray BOX

  • 出版社/メーカー: バップ
  • メディア: Blu-ray

寺山修司の『あゝ、荒野』は大好きな小説。
父親の暴力を受けて育ったバリカン建二と母親に棄てられた不良の新宿新次が
ひたすら殴り合うことで、己の孤独を吐き出していく‥という物語。
でもこれはボクシングが真にハングリースポーツだった1960年代だから成立した話で
現代(近未来)設定に置き換えたら台無しだ‥と、正直思っていました。
ところが映画『あゝ、荒野』は、そんな予想に反してなかなかの力作。
5時間以上という長尺ながら、前のめりで観てしまいました。

その理由のほとんどは、バリカンと新次を演じた二人の俳優
ヤン・イクチュンと菅田将暉の演技。
特に、原作では新次より年下のバリカンを10歳年上という設定に変え、
ヤン・イクチュンをキャスティングしたセンスには唸りました。
緻密に繊細に演じるヤンと強烈な瞬発力がある菅田の化学変化は素晴らしく
二人がトレーニングを重ねボクサーらしい体型になっていくにつれ
痺れるような緊張感が伝わってきてゾクゾクします。

ただ、前後編の前編は圧倒的に面白かったものの
後編は、新次と宿敵・裕二の試合のシーンがピークで
本当の見せ場となるはずの最後の試合がいまひとつ盛り上がらないのが
見ていてもどかしい感じがしました。
それでも、最近の日本映画にはなかった“熱”を感じる作品として
日本映画が好きな方に、おすすめします。


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