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「博奕打ち 総長賭博」 [映画]


博奕打ち 総長賭博 [DVD]

博奕打ち 総長賭博 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD

GWから先週にかけて、
「ハリー・ポッターと死の秘宝 」とか「ブラック・スワン」とか、
録画しておいた映画を10本くらい立て続けに観たのですが、
抜群に面白かったのがこの作品。
1968年公開の、山下耕作監督、笠原和夫脚本、鶴田浩二主演の任侠映画で、
三島由紀夫が絶賛したことでも知られています。

ものすごくざっくり説明すると、
博徒一家の総長が病に倒れ、その跡目相続をめぐって、
“渡世の掟”と“男の意地”と“陰謀”が複雑に絡み合い、
理不尽な理由で、登場人物がどんどん不幸になり、死んでいく物語です。
21世紀の現代人の視点からすると、もはや不条理劇ですが、
笠原和夫の脚本が素晴らしく、構成に一分の隙もないので、
ツッコミを入れる間もなく一気に観てしまいます。

実はこの映画、20年くらい前にも映画館で観ています。
その時にも面白いと思ったけれど、ここまで感心はしませんでした。
それは、マンガ原作の仕事をするようになってから、
演出よりも脚本に重きを置いて観るようになったからだと思います。
とにかく笠原和夫の脚本は凄い。勉強になります。

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