2016年06月13日 - 日常 三井記念美術館で開催されている「北大路魯山人の美 和食の天才」展に行ってきました。魯山人の器は確かに美しいけれど、その多くは、桃山時代の志野や織部、中国の古染付や呉須赤絵、そして乾山などに倣って作られたものですし、特に食器については、あくまで料理を盛るための器ですから、芸術作品としての展示に、少し違和感がありました。まして今回は「和食の天才」というタイトルがついているわけで、魯山人の料理にもスポットを当ててほしかったと思います。